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米田:海津さんと話をしている時に、「パターも2度打てば入って当然…。」と言われたのを今でも覚えているんですよ。

海津:そんなこと言いましたっけ?

米田:ええ。その時そばに居た岡本綾子プロが「ミス・パットには3種類あって、一つ目はラインも距離も合っていない時、二つ目はラインに乗っても距離が合わない時、そして、もう一つはイメージ通り打てても入らない時…。」と言われたのとプラスして、印象に残っているんですよ。
イメージ通り打てたらミス・パットでは無いと思う人が多いじゃないですか。

海津:設計家に騙された…ってことですか? また、我々が悪者になりそうですね。

米田:違いますよ。最初のパッティングでプレーヤーに錯覚を与えられれば、成功=勝ちで、打ち直して入れられるかどうかには興味が無いのですよね。

海津:カップを切る位置を毎日設計家が指定している訳では無いので、グリーンやコースのいたる所に錯覚の罠を配置しているわけではありません。木の成長や芝の生え方によって、コースが完成してから5年後・10年後に偶然“錯覚の罠”ができる時もあります。ただ、確かに、罠が巧く『きいている』と嬉しいですね。

米田:ほら、やっぱり罠を仕掛けて楽しんでいる…(笑)
最初のショットに注意を払って大切に打つことを、改めて考えさせられた二人の言葉は、レッスンでも良く使わせてもらっているんですよ。

海津:簡単に見えて、難しいコースは魅力的ですよね。

米田:罠と言えば、レッスンで「今度○○ゴルフ・コースに行くんですが、あそこはグリーン周りのラフが厳しくて有名ですよね?」…などの質問を受けるんです。

海津:それでラフからのアプローチをレッスンするのですね。

米田:その前に言うことがあります。○○コースのラフが有名なのは、何万人もの上級者・初級者、男性・女性、シニア・ジュニアがプレーしたことによって有名になった訳ですから、“一夜漬け”では克服できないですよ…と。それよりも、その罠に捕まらないようにアドバイスします。

海津:でも、それではレッスンを受ける人は納得しないでしょ?

米田:もちろん、克服のテクニックも説明しますよ。でも、コースの罠には注意して欲しいんです。
このページを見ている方へのレッスンになってしまいますが…

  1. 林間コースと呼ばれているコースで林に入ってしまったら、横に出しましょう。リゾート・コースならば無理をして木の間からグリーンを狙いましょう。
    →木と木の間が3mぐらい空いている様に見えても、林間コースでは錯覚で、実際は2mも空いていないかもしれません。
  2. 丘陵コースと呼ばれているコースでは、平地に見えても傾斜地に立っているかもしれません。また、グリーンまで平坦に見えてもかなりの打ち下ろしかもしれません。

…などを話すことがあります。

海津:そうそう。地域や地形だけで林間コースや丘陵・山岳コースと呼ばれているわけでは無いですものね。

米田:それでも、ホーム・コースと同じように攻略しようと思いがちですよね。

海津:色々なスタイル、タイプのコースを経験して欲しいですよね。

米田:海津さん、この10〜15年でスコアは良くなっていると思いませんか?

海津:私のことですか?(笑)用具の進化なのか、確かに良くなっていますよね。

米田:特にジュニアやレディース・コンペの成績には驚く時があるんですよ。全英オープンの第1回優勝成績は、36ホールで30オーバーだった事は別格としても、今はジュニアも女性も70台はあたりまえに・・・。

海津:でも、私の周りで、最近シングルになった人は多く無いですよ。

米田:そうなんです。男性の多くは、未だに『100を切りたい』と言っている。これって、もしかしたら、男性だけ下手になっているのかもしれませんね。

海津:米田さんを始めレッスン・プロが男性に厳しいからではないですか?(笑)

米田:反省します。(笑)「トリッキーなコースよりも、オーソドックスなコースで練習している研修生の方がプロになり易い。」と言うことを聞いたことがありますか? その方が基本がしっかりしていると言うことなんですが・・・。

海津:私もそう思います
ホーム・コースがプレーヤーのスタイルを決める要素はありますね。

米田:男性アマチュアに話を戻すと、海津さんは、何ストロークぐらいで回れるコースが理想的だと思いますか?

海津:私は、72+18=90±10ストロークで回れるコースが一般的に良いと思います、アマチュアは1日のプレーが楽しく、少し刺激があり(ティーに立つと不安になるコース)、感動できる(うまくプレーをすればバーディーが期待できる)コースが18ホール中3〜4ホール づつ あるコース、そして又挑戦したくなるコース、この様なコース造りが理想です。 しかし、コースコンディションで5〜10ストロークぐらいは変わってきます(グリーンの早さ・フェアウエーの幅・ラフ芝の長さ・風・雨・その他)。 出来る限り、最良のコースコンディションでプレーをしたいですね。

プロ競技はコースコンディションを最大限利用しコースを作ります。プロ競技では1日2〜4アンダーが理想です、3日〜4日間プレーコンデションを整えるのは大変だと思います、でもその戦いがプロ競技のおもしろさです。

米田:確かに、コースのコンデションは重要ですよね。 「当コースは、7月を最高のコンデションにしますので、料金を倍にします。」・・・なんて言われたらプレーしたくなりますね。 そういう意味では、新設コースもそうですが、既存のコースの改良や、コンデション作りも不可欠ですね。各コースの事情もあるでしょうが、ゴルフのファンを増やすためにも、『コース改良・メンテナンス』は今後のゴルフ人気に影響しそうですね。

海津:私も、そのような提案をしてゆきたいですね。

米田:今後の益々のご活躍を期待しています。

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