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米田:日本の女性ゴルファーについて、どう思いますか? ちょっと漠然としていますね・・・プレーが遅いとか、ショート・ゲームが苦手だとか・・・

伊藤:特にそうは感じませんが、米田さんはそう感じているのですか?

米田:ごめんなさい。質問がストレートじゃ無かったですね。ラウンド・レッスンに行くと、女性より男性の方が、はるかにプレーが遅いと感じているんですよ。

伊藤:そうですか?でも、確かに打つ順番なのに周りを見てプレーしない人もいますよね。

米田:たぶん、一緒にプレーしている人に気を使って、「打っていいよ」と言われるまで様子を見ているんですよ。我々がレッスンの時にルールやエチケットも、もっとお話しないといけないですよね。

伊藤:日本では女性もレギュラー・ティーからプレーするケースも多いと思うのですが、レッスンでは推奨しているのですか?

米田:まったく逆ですよ。こんなこと言うと夫婦ゲンカになってしまうかもしれませんが、ご夫婦でコースに行って、奥様がご主人と同じティーでプレーする事が多いのは、レディース・ティーで前の方をウロウロすることが邪魔だからですよね。

「少しでも距離が長いと上達する」と聞きますが、それならば早く上達したい男性はバック・ティーでプレーしているはずですよ。 パー4で、ドライバーでティー・ショット。次は2〜3回フェアウェイ・ウッドで気が付いたらアプローチ。パターを含めて3〜4本のクラブを使うことの繰り返し・・・。

伊藤:女性は男性に比べてパワーが無くて、また使用頻度が少ない分、アイアンが苦手な方が多いですよね。

米田:そうなんです。ドライバーでナイスショットを打ち、残りの距離に合せてアイアンを選択し、乗らなくてもアプローチでパーを狙ってゆく・・・という、ゴルフ本来のゲームを楽しんで欲しいですね。

伊藤:ケースバイケースで、レギュラー・ティーからプレーした方が上達に役立つ人もいますよね。

米田:練習課題は人によって違いますからね。ただし、私は、このページを見ている男性にメッセージを送りたいのですが、明らかに先程の3〜4本プレーになりそうな長いパー4や、特に、1日4ホールあるパー3で、全てウッドを使わなければならない距離だったら、臨機応変にレディース・ティーを活用して欲しいのです。

伊藤:競技指向の女性も、レディース・ティーを活用してベスト・スコアーを更新することは試合前のイメージ作りに有効ですよね。

米田:競技指向の男性にも役立つ意味深い話しですよ。
 ちょっと私の話が多くなっているので皆さんに怒られそうですよ。
 日頃プロの卵やアマチュア上級者の人から、男・女を問わず、アドバイスを求められるんじゃないですか? どんな質問が多いですか?

伊藤:もちろん質問は色々ですけど、海外のスター・プレーヤーが、基本をとても大切にしている事などを話すことが多いですね。

米田:そういえば、ご紹介が遅くなりましたが、伊藤プロは米国オクラホマ州立大学に留学中に、ゴルフ部で活躍して全米オールアメリカンに選ばれ、プロになってからも渡米中に培った英語を武器に諸外国のプレーヤーと交流があり、一流プレーヤーの最新情報を沢山持っていますよね。

伊藤:沢山もっているかどうかは別として・・・強い彼女達がチェックしているポイントが、極端に言うと、初心者の人がチェックしている練習課題とほぼ同じで、基本の反復練習を重視しているのです。それも他人を上手く使って・・・コーチや他のプレーヤー、時にはキャディさんにポイントを限定して見てもらっているんです。

米田:基本の反復と言うと地味ですが、それを徹底的にできる根気が強さの秘密・・・。

伊藤:言葉では言いにくいのですが、妥協しない姿勢をプロ・アマ問わずに参考にして欲しいですね。

米田:先程、女性はショート・ゲームが苦手かどうかを聞こうとしたのですが。

伊藤:アプローチやパターは力感―タッチ―を考えて欲しいですよね。干した布団を強く叩いたり、弱く叩いたり。お豆腐を包丁で切る力加減とか、参考になる日常の動作は男性に見劣りしないはずなんです。

米田:確かに、そのような力感がベースにあって、振り幅による距離の打ち分けができれば最高ですよね。でも、男性の指導者には限界があると思います。だから私は、女性のレッスン・プロのレッスンは受けるべきだと、機会があるたびに言っているんですよ。

伊藤:女性の優秀なレッスン・プロが増えているんですよ。

米田:もちろん、お世辞抜きに知っていますよ。彼女達は良く勉強して努力しています。女性が筋力や体格を最大限利用して飛距離を伸ばそうとするゴルフ理論は、私もとても参考になるんですよ。

米田:二人の話は尽きそうにありませんが、また次の機会にもっと話を聞かせて下さい。

次回の為にお友達を紹介して下さい。

伊藤:コース設計家で日本ゴルフコース設計者協会理事の『海津康志(かいづやすし)』さんを紹介します。

米田:最近お会いしていませんが、それは楽しみです。
 伊藤プロ、本日はありがとうございました。

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